日本を紳士の国に変える 第九十幕

その後は4人でゆっくり話した。

 

僕の父の話や、野球の話、色恋沙汰の話もした。

 

野田は終始笑っていた。

 

時々、聡美さんの顔を見つめて。

 

強い西日が差して暑くなったからカーテンを閉めた。

 

クーラーが利いたオレンジ色に染まった病室は、とても居心地が良くて

 

この時間が永遠に続けばいいのになと思った。

 

多分4人とも同じことを思っていたと思う。

 

野田の豪快な笑い声。

 

聡美さんの綺麗な笑い声。

 

窪田さんの高くて可笑しな笑い声。

 

 

僕の人生で一番、素敵な時間を過ごした、この日は

 

一生忘れることのない。

 

大切な大切な一日になった。

https://l.instagram.com/?u=https%3A%2F%2Fperaichi.com%2Flanding_pages%2Fview%2Farmor&e=ATNiFaWf1ijUfBhhxisvZyxERg_wV6SgM0lU-tadie_8GRtjEyX4VktfC94mqwMHgOlqExj0qNCQL1x3Ko43YQ&s=1