日本を紳士の国に変える 第507幕

 人のせいにしている間は決して成長することはない。他責にしている時点で問題を解決することができるのが他人になってしまっているからだ。全てを自分の責任にすることで問題を解決できるのは自分だけになる。これを作ることが凄く肝心だ。

 

 人間はとても弱いもので自分では気づかないうちに人のせいにしているものである。人のせいにしているときは自分では気づかないストレスがのしかかり自分を長く苦しめる。他責にするということはとんでもなく凶悪なことなのだ。

 

 ある上場するくらいの会社の規模の社長がこう言っていた。

 

「うちの社員に”信号が変わるのは誰のせい?”と質問すると、全員が自分のせいだ。と答える」

 

 僕は質問の意味がわからずに3回ほど聞き直した。信号が変わるのは誰のせいでもないような気もする。しかしその会社ではその意識を徹底しているらしい。その意識を持つことがどれだけ大切か俺は知っている。

 

 全てを自分の責任にすることには大きなメリットがあると思う。人を責め立てることをなくせる。事象を自分の成長の糧にできる。他にも言葉にならないメリットもたくさんある。

 

 俺の考えは間違っていなかったと思った。自分の責任だと思うことができればかなり楽になる。

 

 

 人のせいにすることなかれ。である。