日本を紳士の国に変える 第三十六幕

 榊 充君へ

貴方は自分の力で前進された。とても素晴らしいことです。

私も大変嬉しく思います。

 

初めて出会った時、

貴方はまさしく紳士でした。

困った人をすぐさま助けようとする、純粋な心。

お礼を顧みない謙虚な心。

嘘を吐きたくないという清潔な心。

 

人間は弱い生き物です。

自分を守る為に嘘を吐きます。

困っている人がいても、周りの目があると遠慮します。

感謝されること、お金が貰えることを願います。

大人になるにつれてこの傾向は強まります。

 

貴方の様な本当の紳士の為に

ARMORのスーツは存在します。

 

スーツを着た時だけでなく、

困っている私に貴方は何度も話しかけた。

 

貴方は紳士です。

心に正直にあってください。

 

 ARMOR  木下 幾三

 

 

 桜がひらひらとアスファルトに舞い落ちる。

その上を乾いた革靴で高い音を響かせながら歩く。

肩に花びらが乗る。

僕は払い落とさなくてもいいかと思う。

 

 この先僕を幾多の困難が待ち受けているだろう。

僕は迷わない。

指針の狂わない、自分だけの方位磁石を手に入れたのだから。

 

 

 

これで物語は終わりになります。

何故、物語にしてブログを書いたのかと言いますと

 

スーツに関心を持ってもらいたいと思ったからです。

知識を書いただけでは面白くも何ともありません。

少しでも面白くスーツに関心を持ってもらえたらと。

 

私がこの物語を通じて伝えたかったことは、

 

”良いスーツがもたらす 心境 の変化”

 

”本当の紳士とは、どんな人間なのか”

 

この事なんです。

上手く伝わったかは分かりません。

僕の思っていることが、多少でも

読者の方に伝わっていれば大変嬉しいです。

 

これからも本当の紳士とは。

僕の理想の紳士像を書いていきたいと思います。

 

楽しいブログにしていきます。

いつもご愛読ありがとうございます。