日本を紳士の国に変える。 第九幕

 このブログのタイトルにも書いているが、私は日本を紳士の国に変える。と言っている。このタイトルで第八幕まで書いて来たワケだが、具体的に紳士とはどういう意味なのだろうか?紳士とは「品格があって、礼儀正しい男子。また、男子の尊称」とある。私が言う。紳士の意味もほとんど同義だ。しかし私はもう一つ意味を加えたい。「日本を好きなこと」これだ。

 日本という世界にも類を見ないほど、安全で美しい国だ。そんな日本に生まれたことを幸せに思い。より日本を良くしたいと思う人間を増やしたいのだ。

 私一人の力は余りにも微力だが、スーツを通して正しい人間を構築し、日本を好きな日本人を増やし、幸せ度数の高い国を目指したい。

 

 今回も小説に移っていく。

 

 あれは、ワイシャツの襟がグショグショになる程暑かった日のことだ。少し涼もうとコンビニに入った。時刻は午後4時ごろ。僕は馬鹿みたいに冷えた店内のジュースコーナーに行く。冷えた缶コーヒーを手に取ってレジに並んだ。三人くらいの列だが、全く先に進まないから前を見ると、会計に手こずる爺さんがいた。早くしろよと少し思ったが、店内の冷房が怒りを冷ます。店員は若くて金髪の兄ちゃん。19歳くらいだろうか。「おじいちゃん、俺の手に小銭出して。」それから金額分だけ取って、爺さんに渡した。私は小さな、本当に小さな紳士を見つけた。