日本を紳士の国に変える 第473幕

 25歳の誕生日を昨日迎えて今の僕の考えを少しだけまとめてみようと思った。自分にとって一番大切なものは何だろうかと。また自分が生きていく上で何のために生きているのか、何のために働いているのか今の考えを書きたい。

 以前の僕は”お金持ちになりたい”だったり”大社長になりたい”だったりと漠然とお金を稼ぐことに夢を抱いて自分の承認欲求を満たしたいがためのことばかりを考えていた。それが去年考え方を根底から変えられるような出来事が起きた。親友の死だ。それは突然だった。トレーニング中の事故で親友は帰らぬ人となった。

 その親友の死は僕の人生の中で一番のインパクトのある出来事だった。親友の入った棺が親族と僕ら友人がいる部屋に運び込まれたきた。その時のお母さんの泣き叫ぶ声が耳を突いた、そして棺に手を置いて崩れ落ちる弟、大粒の涙を流すお父さん。を目にした時、死がもたらすことの重大さを改めて感じた。

 僕はそれから考え方が変わった。それからすぐではないけど月日を重ねるうちに元々あったものが固まってきたと言った方が正しいだろうか。

 僕は「生きないといけない」と思った。とにかく死んだらダメだと思った。だから僕は生きようと思う。しっかり生きようと思う。そしてその中で自分を大切にしてくれる家族、仲間、友人を幸せにしたいと思う。そして僕自身幸せでありたいと思う。

 

 

 とりあえず今日はこのくらい、隣の部屋で娘が泣いているから。