日本を紳士の国に変える 第149幕
「商売人」と聞いて
いいイメージを持つか
悪いイメージを持つか
どっちだろう。
私は悪いイメージだ。
何かいつだって利益だけを考えてそうだからだ。
だから自分は商売人になりたく無いと思う。
でもオーダースーツを売っている。
れっきとした商売人である。
人からお金を頂戴することに、
何となく罪悪感というか、
それに似たものを感じる。
その感情になるたびに、
自分は商売人にはなれないと思うのだ。
しかし、ご飯は食べていかないといけない。
だから原価に利益を上乗せしたオーダースーツを販売する。
私は商売人になれるのか。
この疑問が晴れる時、果たして今の自分はいるのか。
はたまた全く考え方の変わった自分がいるのか。
面白くなってきた。