日本を紳士の国に変える 第469幕

 売上を継続的かつ向上させるためにはどんな条件が必要なのか。ここを考え尽くすのが経営者としての仕事であり腕の見せ所だと思う。ここで大切なのは人に意見を求めすぎないことだ。頑固になるということではないがある種の頑固は必要だと考える。

 今の僕が必要だと感じているのは自社のサービスや提案に自信を持つこと。これが絶対的に大切だと考える。しかし一方で商品の質を高めることにばかり注力しすぎても商品は売れないらしい。これは自分が経験したことではないから一概には言えないが、なんとなく言わんとしていることは分かる気がする。日本人は特にこの気質を持っている人が多いらしい。いわゆる職人気質というやつだ。とことんまで性能を高める。技術を高める。実際に消費者が何を求めているかが大切なビジネスにおいてそれはあまりにも鈍臭い失敗である。

 かといって自社の製品に全く自信がないことも問題だと思う。僕が感じる大手は製品に絶対的な自信を持っているようには見えない。しかし自社のブランド力に自信を持っているように感じる。ブランド力、提案力、実現力が優れている。

 僕のような零細企業の経営者が到底真似できることではないがこれがビジネスだよなとは思う。真似をできない以上そこから学べることは少ないが企業として生き残るには大手ができないことをやらないといけない。

 馬鹿であること。周りから批判されること。行ってみないとその先の景色はわからない。楽しそうなら行けばいい。ワクワクするなら行けばいい。行ってみて必要なものは手に入れればいい。失敗したらまたやり直したらいい。それが人生なのだから。

 自分の選択が10個中、何個正解になるのか。まだ1個目をしている途中だろ。1個目から成功を狙ってもそれはまぐれだ。10個中1個まともなものがあればいい。