日本を紳士の国に変える 第198幕
自分のことは知ってそうで実は知らない。
ある行動をした時、また思い立った時、
実は自分の弱さを認めたくないという思いから
その行動をとることが最善だと考え弱い自分を隠し、肯定する。
その弱さと向き合う時ほど苦しいものはない。
ここで多くの人が勘違いすると思う。
自分の弱さと向き合うことは、その弱さを乗り越える為に必要だと考えるだろう。
しかし、それは違う。
乗り越える必要なんかないのだ。
では何の為に必要なのか。
それは「そんな自分を認め、許容する為」である。
乗り越えるのではなく、そんな自分がいることを認める。
そして、そんな自分を許す。
向かい合うことでは弱さを克服できないが、
認め、許せたら別の方向から弱さを克服することができる。
以上