日本を紳士の国に変える 第501幕

 生後半年の娘はたまらなく愛おしい。ヨダレから使い終わったオムツまで全てが愛おしい。朝7時頃、娘は目を覚ます。それから俺が抱っこして寝室からリビングへ連れて行く。抱っこしたままカーテンを開けて二人で朝日を浴びる。それが朝のルーティン。

 娘が起きてきてくれることが幸せでたまらない。この先何年、何十年とあるのかもしれないが俺の命が尽きるまでこの幸せを噛み締めたいと思う。娘の声、娘の匂い、娘の出す音。一日足りとも無駄にしたくない。