日本を紳士の国に変える 第465幕

 身から出た錆。創業当時の僕はとにかく弱く、脆かった。今が強いのかと言われるとそうではないが、今よりは格段と考える能力も低ければ精神的にも幼かった。それが今は自分より30歳も歳が上の経営者とゴルフへ行ったり、飲みに行ったりとすることで少しではあるが成長している実感がある。

 

 創業当時に関わっていた人間関係は今の自分には目の上のたんこぶになっているのが現状だ。自分に力が無く、人に依存することでしか安心を得られなかった当時の自分からのツケが今きている。

 

 ツケが回ってくることは当時の僕では想像すらできないだろう。たとえ想像していたとしても目の前の売上に釣られノコノコと息のしづらい環境へ向かっていただろう。自分の弱さが全ての元凶。

 

 だから僕は強くなる。

 

 自分が他人に左右されるような人間であってはいけない。自分の中でしっかりとした芯を持ち、自分が好きな自分でいられるようになる。そこに人は関係ない。

 

 25歳になるこの年。僕は大きな成長を遂げる。一年前の自分では想像もできない自分になっていられるように自分との戦いをする。

 

 そこには一番近くに居てくれる家族を大切にする。僕の人生において家族より大切な存在ができることはないだろう。近くに居てくれる家族に感謝し、幸せをくれる家族に感謝し成長する。