日本を紳士の国に変える 第286幕

オーダースーツを販売しているがオーダースーツ屋になりたいとは思わない。自分がオーダースーツを販売するメリットがないと思うからだ。

 

どうせオーダースーツを販売するのならアパレルに興味があって、お洒落が好きな人の方が断然いいに決まっている。

 

しかしオーダースーツの会社を経営するのは経営者である私だ。オーダースーツを仕立てるのは他でもないテーラーだが、会社を経営するものとテーラーはしっかりと区別をするべきだと思う。

 

だからと言って経営者はスーツを作る上での知識や技術がいらないかというとそうではない。一通りの知識と技術を持っていないと最高のオーダースーツを仕立てる会社を作ることはできない。

 

だから私は日々スーツと向き合って、ダメなところはダメ。と自分に鞭を打つ。それが会社の損になってもそれが私を成長させるきっかけになると知っている。

 

それを積み重ねることが最高のオーダースーツを販売する会社になる大前提である。