日本を紳士の国に変える 第172幕
大学生の時”幸せとは”という講義が120分間あった。
その講義を担当していたのは、ポッチャリとして冴えない中年の教授だった。
私は貴方が幸せを語れるとは到底思えないけどな。
と、心の中で思ったのを今でも覚えている。
その教授が講義で話したことは一ミリも覚えていない。
幸せの定義は難しいと思う。
例えば明日の0時に貴方は死にますと言われるとする。
そしたら今まで見ていた景色が一気に色づき始め、何気ない時間が愛おしく感じるのではないかと思う。
そう考えると幸せとは心の在り方なのかもしれないと思う。
そんなことはうだる様に暑い夏の日に考えていた。