日本を紳士の国に変える 第109幕
ドアを開けると暑い雲が空を覆っていた。
一応傘を持っていっておこうと、
下駄箱の下にホコリを被っていたビニール傘を引っ張り出した。
大きなあくびをしながら駅へと足を進める。
職場には後輩もいて一応上司として指導している。
嫌われている上司もいるが
どちらかといえば好かれている方だと思う。
お昼ご飯には誘われるし、仕事終わりも飲みに出たりする。
だから嫌われているわけではないと思う。
毎日無気力に職場に行くが、
職場に着くと何となくで仕事をこなす。
時々自分の人生について考える時がある。
この人生のままでいいのかな。って。