日本を紳士の国に変える 第145幕
現実を見ることが必要か。
理想を見ることが必要か。
答えは”どちらも必要”
ただしここで肝心なのは「順番」である。
多いのは現実から理想の順番だ。
私も上手くいかない時は、この順番になっている。
それでは何故この順番が良くないのか。
考えてみて欲しい。
かの有名なトーマスエジソンが、
そこら辺を照らせるだけの少しの明かりを
発明しようと考え努力したのだろうか?
ライト兄弟が少し宙に浮けるだけの乗り物を
発明しようと考え努力したのか?
私にはそうは思わない。
エジソンは街全体が夜でも昼のように明るくなれば、
犯罪は減り、町の住人の笑顔が夜でも輝く。
そんな街にするために電球を開発したのではなかろうか。
ライト兄弟は空を皆んなが飛べたら、街の人全員で海外旅行に行ける!
そう思って飛行機を作り出したのではなかろうか。
本人がどう思っていたのかは定かではないが、
大きな理想が大発明を作ったのだと私は思う。
だから、順番は理想から現実。
そうすれば、時には現実と理想のギャップに苦しむだろう。
そして多くの人間はそこで理想を捨て現実を生きるだろう。
理想に近づくために少しでも考え続けることが
人生だということも知らずに。