日本を紳士の国に変える 第124幕

採寸が鏡の前で着々と進んでいく。

 

「前向きになるようなスーツを作りたいんですよ。」

 

「前向きですか?」

 

「はい。オーダースーツでその人の現状を変えることはできません。だけど、オーダースーツに身を包んで仕事に行く。この事で少しでも心に良い違いが生まれたらいいなって思うんです。」

 

「何となく分かります。」

 

それから数百種類ある中から生地を選んだ。

 

”REDA”というイタリアの生地にした。

 

深い紺色で無地にした。

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